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イナバノート

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2023.03.01お役立ち情報

冷媒用被覆銅管の保管や取り扱いの注意点は?知っておくポイントをご紹介!(一般社団法人 日本銅センター「冷媒用被覆銅管施工マニュアル」より転載)|INABA note vol.2

冷媒用被覆銅管に使用されている保温材は、一般に難燃性を有した材料で、配管内に異物が入ると機器の運転に支障が生じたりするため、保管方法や取り扱いに注意するポイントがいくつかあります。
当日施工がスムーズに行えるように事前にポイントを抑えておきましょう。

1.冷媒用被覆銅管の保管方法について

(1)保管
風雨の当たらない室内で箱もしくは袋等に入れ、 高温多湿を避けて(風通しを良くするために地べたを避け、パレット等の上で) 保管する。
直管については、 平面 (複数のパレット等)で、自重によるたわみに注意する。
冷媒用被覆銅管の保管

(2)積上げ
製品を積上げ保管する場合は、 箱または袋等に明記されている積上げ数を守ること。

※注意事項※
◯冷媒用被覆銅管に使用されている保温材は、一般に難燃性を有した材料であるが不燃性ではない。
また梱包に使用している段ボールケースやポリ袋等は、燃えやすい素材であるため、火気・熱には十分に注意が必要。
冷媒用被覆銅管の積上げ


2.製品の取り扱い

※注意事項※
○製品はできるだけ箱もしくは袋から出さずに現場へ持っていく。
○保温材は柔らかくデリケートなため、引っ掛けると破れやすく、破損しやすいため、丁寧に取り扱うこと。
○冷媒用被覆銅管の変形、破損を防ぐための注意
・投げない。
・強い衝撃()を与えない。
・重いものを乗せない。
○使用途中の冷媒用被覆銅管は、銅管の内面をクリーンに保つため、ゴミ、 埃、水分等の異物が入らないように保護キャップ等を必ず使用し、シート等をかける。
製品の取り扱い


3.コイルの巻き戻し

(1)作業場所
●床面が平らな、できるだけ広い場所を確保する。

(2)巻き戻し
●座屈やつぶれに注意し、軽く足で踏みながら、床面をひきずらないように、長さ残量表示を目安に必要な長さだけ、ゆっくりとコイルを押すように伸ばす。
コイルの巻き戻し

※注意事項※
保温材は柔らかい材質のため、硬いもので押さえすぎると保温材がひしゃげて元に戻らなくなり、保温性能を劣化させることがある。

(3)寸法取り
巻尺で正確に寸法取りを行う。


冷媒用被覆銅管は曲げたり巻き戻したりします。
また保温材は柔らかくデリケートな製品であり、
異物が入らないような対策も必要となります。
今回のポイントを抑えていただき、施工当日やお客様へ納品する際に困らないようにしましょう。


【冷媒用被覆銅管の保管や取り扱いの注意点は?知っておくポイントをご紹介!|INABA note vol.2】

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