パイプロック ろう付けレス「TKL」を新規ご導入いただいた経緯や導入効果について、お話をお伺いしました。
【企業プロフィール】
企業名:暁飯島工業株式会社(https://www.eazima.co.jp/)
本社:茨城県水戸市千波町2770番地の5
創立:1953年9月16日
従業員数:159名(2023年9月現在)
空気調和・給排水衛生設備工事の設計・施工管理及び施設保守管理を中心にご提供されてきた暁飯島工業株式会社。
お客様の様々なニーズにお応えするため、十分な調査と診断を行い、経済的かつ効率的なご提案されている同社の茨城工事部 工事二課の大木一貴氏に、パイプロック ろう付けレス「TKL」を新規ご導入いただいた経緯や導入効果について、お話をお伺いしました。
1. 課題と効果
▼製品導入前の課題
・縦引配管を固定するのに、火を使いたくない。
・施工箇所が多いため、施工に時間を取られてしまう。
▼製品導入後の効果
・火を使わないろう付けレスで後付け施工も可能。
・火を使わないことで、施工時間も大幅に短縮ができる。
・ボルトナット固定で完了する簡単な施工で完了。
2.従来品からどのように製品改良されたのかに興味を持ったのがきっかけ
私が所属する工事部で各自がいろいろな会社様の新製品や現場で工夫して良くなった点などを持ち寄りで発表する社内会議が毎月1回あり、その場で直属の上司が今回の縦引配管固定金具 パイプロック ろう付けレス「TKL」が紹介されました。
従来品のパイプロック「TK」は使用したことがあったため、どのように製品改良されたのか興味をもちました。
新しい製品のサンプルはなく、製品カタログも一年前のカタログしか持ってなかったので、最新カタログをもらい、実際の職人さんともカタログや施工動画を見ながら、従来品と比べてどうだろうと話し合いをしました。
縦引配管を固定しようとすると何かが近くにあることが多く、仕上げ物だったり鉄骨だったり、何か止めるものが必ず近くにある中で溶接(ろう付け)するとなると、どれだけ養生していてもろう付けする火が高温なので、焦がしてしまったりする場合があって、塗装し直したり全部やり直しになったりと二次被害に発生するケースがありました。
そのため、従来品のパイプロック「TK」はろう付けしなければいけないため、パイプロック「TKL」のろう付けレスが一番大きなポイントでした。また火を使う場合、養生する時間がもったいないと思っていましたので、ボルトナットを締めるだけっていうのはすごく魅力的でしたね。
3.製品導入の決め手は「火を使わない」。施工時間も短縮できてメリットしかない
今回の現場では冷媒管を使用する部分の近くには真っ白い壁があり、「それを焦がしたくない。無駄な溶接(ろう付け)はしたくない。省けるなら火は使いたくない。」と言う思いが一番大きかったです。
これらを考えると、火を使わない“ろう付けレス”というのは魅力的で決めての一番大きな理由でした。
また使い勝手も同様で、“火を使わなくていい”ので、作業効率も上がります。
今回パイプロック ろう付けレス「TKL」を使用してみて使い勝手も良く、火気厳禁の現場でも使用できることから、今後も使用したいと思っています。
4.製品を知るのにまずはWebサイトやカタログ、動画を活用
今回のパイプロック ろう付けレス「TKL」の製品情報について、まずは製品詳細が掲載されているWebページと総合カタログを確認しました。製品サンプルを持っていなかったため、因幡電工さんの営業の方に製品説明などを聞くようにしました。
確認した製品内容を実際に施工をしていただく職人さんにも伝えて施工動画も見ていただき、「火を使わないから、施工がラクになる!」と言っていただいたので、導入するかどうかを検討しました。
色々と製品に関する情報や動画、資料を公開されていますし、別製品になりますが「スリムダクトRD」に関しては、BIM「Rebro」データを活用して、オールBIMで図面を書いて使用できるかどうかなどを検討しました。
建設業の職人さんが減っている現状ではありますが、そもそも日本の労働人口が減ってきている中で、製品の使用者の目線になりますが、まだまだ施工工数を減らせる方法があるのではないかと思っています。
今後も、施工工数が短縮できるような製品開発や既存製品の改良というところを因幡電工さんには期待をしていますので、営業担当の方と情報交換などを継続して行っていければと思っております。
【“火を使わず、ろう付けレス”と聞くだけで嬉しくなる、縦引配管固定金具 パイプロック ろう付けレス「TKL」について聞く!|INABA note vol.19】